日常の保育における保育士が行うべき保健活動


毎日の健康状態の把握

保育所で行われている保育活動は、保健活動にもつながっているといえます。保育士は常に、一人ひとりの健康状態を把握しなければなりません。登所時や保育中のチェックを心がけましょう。まず登所時には、泣いたりぐずったり、あるいはいつもと比べて子どもの声の調子や動作に元気がなかったりする場合には要注意です。咳をしていないか、発熱していないかを確認します。次は保育中です。食欲はあるか、遊びや作業への取り組み方はいつもと比べてどうかなどを、注意深く観察します。また、お昼寝の時間の睡眠中及び起床時の様子も大事なチェックポイントです。さらに、排尿や排便の回数、便の性状は健康状態を把握する指標となるので、家庭と密接な連携をとります。もし保育中に具合が悪くなった子どもがいるときには、嘱託医の指示を受け、必要な場合には保護者に連絡します。

連絡帳や母子健康手帳の活用

そして、連絡帳を毎日保護者とやりとりすることなどにより、その日の健康状態を保護者から伝えてもらうのも一つの方法です。また、保育中の子どもの健康状態について気づいた点があれば連絡帳に記録して、保護者に伝えます。さらに、市町村から交付される母子健康手帳には、妊娠や出産を経て、乳児期や幼児期の経過、予防接種などが記入されるようになっています。子どもの既往症やその経過など、それまでの健康と発育に関する情報としても、母子健康手帳を有効に活用しましょう。その際には、そうした情報が不用意に外に漏れることがないよう、守秘義務の徹底を図ることが大切です。

保育士の派遣を大阪として認知されているポイントとして、栄養士や看護師など専門職の仕事に対応できる人材がいることです。

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